抗体検査の示唆する方向性とは

2020年05月03日

毎日新聞「外来患者の2.7%に新型コロナの抗体 神戸・中央市民病院が1000人調査」2020年5月3日
記事概要:
神戸市立医療センター中央市民病院、新型コロナとは無関係の外来患者1,000人を検査、33人に抗体見つかる。
精査すると、抗体を持つ人の割合は2.7%に上ることが判明。
神戸市の人口に当てはめると、市内感染判明者の400倍以上が感染していたことになる。(概要おわり)

抗体は、体がウイルスに感染するかワクチンを打つかしかできないのだそう。
とするなら、この記事の数字は確かに慎重に扱わないといけないのでしょうが、
日本の場合はもはやPCR検査を増やす事だけに夢中になるより、
抗体検査の精度も上げ、広く実施していく方が、
感染抑止と経済政策を両立できるのではないでしょうか。

聞くところによると、市内企業は、銀行からの融資が続く夏頃までは、何とか持ちこたえられるかもしれないが、
経済活動の回復が遅れれば、年越しできない企業が続発する恐れがあるといわれています。
また、別の情報によると、雇用が危ぶまれる層は自粛要請の早期解除を望み、年金生活層は自粛の延長を望む傾向にあるようです。

新型コロナ対策は長期戦になるとの見通しから、
リスクテイクの軸足をどこに定めるか、発生したリスクをどう管理するかという議論と決断が必要であり、
抗体検査の示唆する方向性は、その議論を大きく前進させるのではないかと考えられます。

参考資料:
■毎日新聞 2020年5月3日
『外来患者の2.7%に新型コロナの抗体 神戸・中央市民病院が1000人調査』
https://mainichi.jp/articles/20200503/k00/00m/040/002000c
■神戸新聞NEXT 2020年5月3日
『神戸市民4万人に感染歴か 試算の病院長「公表患者260人と隔たり。本当に大きな驚き」』
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202005/0013317630.shtml
■化学工業日報 2020年4月14日
『新型コロナ 重要性増す「抗体検査」 市販品の精度に課題』
https://www.chemicaldaily.co.jp/%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%80%80%E9%87%8D%E8%A6%81%E6%80%A7%E5%A2%97%E3%81%99%E3%80%8C%E6%8A%97%E4%BD%93%E6%A4%9C%E6%9F%BB%E3%80%8D%E3%80%80%E5%B8%82%E8%B2%A9%E5%93%81%E3%81%AE/


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